イブニングドレスは、日本ではあまり馴染みのないドレスかもしれません。
ここからはイブニングドレスの特徴や、着こなし、マナーなどをご紹介していきますので、ぜひイブニングドレス選びの参考にしてみて下さいね!
イブニングドレスとは?
イブニングドレスとは、主に夜に着用する正礼装のことで、フォーマルな格式高いドレスのことを指します。
ドレスコードにおいては、「正礼装」、「準礼装」、「略礼装」の3つに分けられますが、イブニングドレスは最も格式高い正礼装に当たります。
元々欧米の社交界で主に使用されてきたイブニングドレスです。
日本では格式高いパーティーやイベントに着物を選ぶ人も多く、イブニングドレスについて広く知られているわけではありません。
イブニングドレスの特徴と他のドレスの違い
イブニングドレスは結婚式や格式高いホテルでの食事会などで着用することが多いドレス。
アフタヌーンドレスなど、他のドレスの違いについて疑問を感じる方も多いのではないでしょうか?
まず、イブニングドレスと他のドレスは着用する時間帯やスカート丈の長さが異なります。
アフタヌーンドレスは昼に開催される結婚式などでの正装を指し、胸元や背中の露出を抑えたフォーマルドレスで、袖のあるドレスが基本です。
着丈は膝丈や膝下丈の長めのもので、光沢感の少ないデザインのドレスです。
また、カクテルドレスは準礼装にあたり、正礼装であるイブニングドレスよりもややカジュアルな立ち位置となります。
準礼装といっても、カクテルドレスはフォーマルな場で着用するドレスであり、立食パーティなどで着用されます。
一方、イブニングドレスは夜に開催される結婚式などでの正装を指します。
アフタヌーンドレスよりも肌の露出が高く、胸元や背中が開いた華やかかつ、ゴージャスなデザインのドレスです。
ドレスの長さはくるぶし丈より長めのフルレングスのロング丈が一般的で、サテンなど光沢感のあるドレスが多いです。
また、煌びやかなビジュー装飾などが施されている華やかなデザインのドレスもあります。
イブニングドレスは露出度の高いデザインのドレスとはいえ、正礼装に該当するため、上品なドレスアップを心がけます。
日本人向けイブニングドレスの選び方
イブニングドレスを選ぶ際にはカラーの選び方も大切です。
一般的に、レッドやネイビー、濃いめのパープルといったはっきりとした色味が多く、パステルカラーや淡いブルーなどの薄い色よりも深みのある濃いカラーが好まれます。
ブラックやネイビーのイブニングドレスを選ぶ場合は、地味になりすぎずに光沢のある素材やラメが入っているデザインのものを選ぶと上品でおすすめです。
素材としてはレースやラメ、サテン、ベルベットなどの素材が人気で、会場の照明に映える光沢感のある素材やシアーなシフォンも好まれます。
柄物やプリントの入っている生地はカジュアルとなりますので避けた方が良いでしょう。
イブニングドレスの服装・ヘアメイク・小物のマナー
イブニングドレスを上品に着こなすためにはいくつかのマナーを守ることが大切です。
以下ではイブニングドレスの服装や小物のマナーについて解説していきます。
イブニングドレスのヘアメイク
華やかなイブニングドレス同様ヘアメイクも豪華に仕上げましょう。
ロングヘアの場合はまとめたアップスタイルやハーフアップ、アップにできないショートやボブの長さの方はポンパドールなど、ヘアアレンジで差をつけると良いでしょう。
華やかな髪飾りを取り入れるのもおすすめですが、生け花やティアラなど花嫁と被ってしまうヘアアクセサリーはマナー違反となるため避けましょう。
また、ダウンスタイルは食事が伴うイベントやパーティーの際には避けた方が無難です。
メイクアップはナチュラルメイクでは地味になってしまうため、濃いめのアイラインやリップラインを引くことでメリハリを付けるのがオススメ。
ラメやパール入りのパウダーやアイシャドウをを使用することで照明に映え一気に華やかな雰囲気になります。
イブニングドレスの小物やアクセサリーの選び方
・バッグ
パーティーバッグの小さめの物を選びます。
特におすすめなのがクラッチバッグで、デザインはビジュー装飾など煌びやかなものも華やかです。
また、ショルダーチェーンが付いていると立食パーティーや移動の際にも便利です。
大きめなバッグやカジュアルなバッグ、ファーや革素材のバッグは避けましょう。
・グローブ
イブニングドレスはロンググローブを着用するのがマナーとなりますが、袖の長さに応じてグローブの有無を考慮します。
ノースリーブや肩を出すデザインのドレスの場合は肘まで届く長さのグローブを着用しますが、袖有のドレスの場合はグローブは必要ありません。
カラーはホワイトまたはドレスに合わせると統一感がありおすすめです。
披露宴などの場合は、乾杯までにグローブを外しておきましょう。
・パンプス
かかとが開いたパンプス、つま先の開いたオープントゥやミュール、サンダルはマナー違反ですので避けましょう。
肌色のストッキングを必ず履きましょう。
イブニングドレスはフルレングスの丈で足元をすっきり見せるため、ある程度ヒールがあるパンプスを選びます。
あまりに高すぎるヒールは転倒や裾を踏んでしまう可能性があるため、自身に合うヒールの高さのものを選びましょう。
・アクセサリー
夜の照明に映える、より華やかでエレガントなアクセサリーがおすすめです。
首元が開いているデザインのドレスに合わせ、ネックレスで装飾することで華やかな印象になります。
イヤリング・ピアスとネックレスを同じデザインのものを選ぶと、コーディネートに統一感が出ておすすめです。
・羽織物
一般的にイブニングドレスは露出度が高く上品さを引き立てるデザインのため、羽織物は必要ありませんが、年齢や好みに応じて用意しても良いでしょう。
屋外でのパーティーなど羽織物があると寒さ対策にもなります。
イブニングドレスとは?結婚式お呼ばれと日本人向けパーティーコーデのまとめ
今回は、イブニングドレスとは?結婚式お呼ばれと日本人向けパーティーコーデについてご紹介していきました。
- イブニングドレスとは、主に夜に着用する正礼装のことで、フォーマルな格式高いドレス。
- イブニングドレスは夜に開催される結婚式などでの正装を指す。
- ドレスの長さはくるぶし丈より長めのフルレングスのロング丈が一般的。
- イブニングドレスは肌の露出が高く、胸元や背中が開いたゴージャスなデザインのドレス。
- イブニングドレスはロンググローブを着用するのがマナー。
イブニングドレスは、自分の好みや体形にあわせて選ぶことでより一層魅力が引き出されます。
大切な結婚式やお呼ばれに華やかなドレスで参加し、特別な時間を過ごしてくださいね。